第3回おいしいサンロク女子会「逆境をバネにして」ご報告 ゲストスピーカー 後藤加奈子さん

今回のサンロク女子会は・・・

酒田市みずほにてレディースセレクトショップ「pua」を経営なさっている後藤加奈子さんから、起業をするきっかけや信念、これからの展望などを参加者に向けてお話しいただきました。(下記 講話内容まとめ)

・レディースセレクトショップ「pua」について
・ショップ立ち上げまでの私
・創業までの道のり
・曲げられない信念
・創業を目指す方へ

・レディースセレクトショップ「pua」について

店名はハワイ語で「花」や「癒し」という意味です。花柄やレース使いの大人かわいい服をコンセプトにしており、お店にいらっしゃるお客様が癒やされ、ワクワク楽しめるお店にしたいという思いで2014年4月にオープンしました。今年の4月で丸5年になります。

・ショップ立ち上げまでの私

百貨店のブランド直営店店長14年、セレクトショップ店長6年半を経験しています。かなりの利益を上げ、独立を提案されたこともありましたが、その間、メーカーの倒産、店舗の撤退など6回の解雇を経験し、仕事や収入が不安定でした。
生活のため介護職に就きましたが過酷な労働条件の中、子供との生活を考えた結果「やはり自分にはアパレルの仕事でなければ成功はできない!自分でやるしかない!」と決意しました。お店を出すことが夢だったわけではなく、稼ぐため、生活するための手段としての選択でした。

・創業までの道のり

創業にあたり、3つの目的を定めました。
①親としての役目を果たす
②自分が唯一できる仕事で稼ぐ
③接客を通してコミュニティーを作る・やりがいを得る

セレクトショップ店長だった時は息子と二人の生活で精一杯でした。リストラと度重なる失業が続き、頑張っても上手くいかない理不尽さに辟易していたこの時期が逆境でした。創業時、高校3年生の息子に、あきらめずにがんばれば必ず勝ち取れることを見せることで、働くことや将来の希望を持って欲しいという親心がありました。
社会環境が変わっても「店」という業態は社会に存在し続け、物を買うだけでなく人と人が紡ぐ場でありたいと思っていました。。酒田から接客を絶やしたくない、一つでも多くの店で紡いでいくことを大切にしていきたいと創業時から今までも思い続けています。

このような目的を据えて、まず最初に大まかな計画を立てました。例えば、いつまで物件を探し、いつまで内装業者を決定し、いつまで開業届を出す・・・という計画です。一つ一つが大事な準備ですが、私の一番の課題は融資でした。融資をしていただくために創業塾に参加して情報収集をしたり、起業を果たす方法の書籍を読んで勉強をしたりしました。
予定通りにならなかったことは、融資見積もりにあげていない細かい備品購入に思った以上にお金がかかったことと、メインブランドと考えていたブランドが取引できなくなったことです。
そんなトラブルもありましたが、無事に開店に至りました。

 

・曲げられない信念

出店にあたり曲げられない信念がありました。
①大きい店でやっていることはやらない!
②価格競争をせず適正在庫を守る!
この二つが現在までお店を続けられた肝にもなっています。

今年は、現在より少し大きいところへの移転と2店舗目の出店、小さくても自宅の購入を目標を検討する年だと思っています。

・創業を目指す方へ

創業を意識してから気をつけていたことは「一般的意見に左右されない」ということです。自分を信じて、自分に必要のない情報を遮断する力も大切です。

最後に創業準備中にずっと支えにした言葉があります。

焦らず腐らず諦めず
勝ち易きにかつ、正しい場所で、正しい方向で十分な量された努力は裏切らない
勝てない場所で勝負しているわけではない

いつも持ち歩いている手帳に書き、何度も読み返し自分で自分を励ましています。

 

まとめ

素敵なワンピースでご登壇くださった後藤さん。淡々とお話されるお姿からは想像できない程のご苦労があったのですね。

ご自分の信念、プライドを明確に話していただき、参加者の方たちの心をグッとつかんでいました。

創業をお考えの方にとっても、有意義な時間になったのではないでしょうか?