麩菓子ブランド化プロジェクト 

サンロク マッチングプロジェクト(つなぐプロジェクト)

【麩菓子ブランド化プロジェクト】  (株)マルトモ&アトリエリアン

サンロクで行われた、産業振興まちづくりセンター主催の「稼ぐアグリワークショップ」の参加がきっかけで両者のマッチング事業がスタートしました。

 

株式会社マルトモ 管理部次長 松本洋平さん と 商品開発担当の後藤和佳さん、

アトリエリアン 代表/スタイリストの三木ゆみさん と フードコーディネーターの荻沼さちえさん、

サンロクマッチング担当 辻村瑠樹さんにお話を伺いました。

 

株式会社マルトモ http://www.fu-marutomo.co.jp

株式会社マルトモは1972年の創業以来、伝統的な板麩である「庄内麩(しょうないふ)」の製法を受け継ぎつつ、衛生管理を徹底し安全な庄内麩づくりに努め、

新たな技術を取り入れながら多様化するニーズに応え続けています。

2008年からは、新たな分野にも挑戦し、高級麩菓子として庄内麩を使用した「パイ風焼麩菓子・ふうふる」の生産を本稼働させました。常に進化を求め、お客様の納得いく商品を提供し続けています。

全国の麩業者や異業種とのつながりを活かし、これまでにない食感・形状の麩菓子開発を試み、新しい事業へ意欲的に取り組んでいます。

アトリエリアン

庄内を中心に農産物や加工食品など、商品の付加価値を向上させるラベル、パッケージデザイン、レシピ制作、カタログ撮影、制作、ディスプレイ、営業開発など、製品のブランディングからアートディレクションまでをトータルにコーディネートしています。

三木さんと荻沼さんが酒田で出会う前に、それぞれでご活躍されていた頃の経験とつながりを活かし、県外の人だからこそできる商品ブランディングのトータルサポートを得意としています。

現在は酒田に拠点を置きながら、山形県内の食品や空間を素敵に演出しています。

マッチングの経緯

産業振興まちづくりセンター開催の「稼ぐアグリワークショップ」に両者とも参加しました。

マルトモの松本さんは、新しい商品開発を考えていたタイミングでサンロクスタッフの辻村さんから誘われ参加を決めました。

アトリエリアンの三木さんは、友人と一緒に軽い気持ちでの参加でした。

約30名の参加者がおり、松本さんと三木さんは席が隣になり、話し合いの中で、お互いの目指すものや貢献できることがマッチしました。

松本さんは、三木さんの「私ならこうして欲しい」という自身に落とし込んだ意見と、自分にはない女性ならではの目線に関心を持ったそうです。

また、アトリエリアンさん制作ラベルデザインの製品を知っていたこともあり、頼もしさを感じつつ「一緒に仕事をしたら楽しいに違いない!」と確信を持ちました。

三木さんも、松本さんの新しい製品開発に対する前向きな姿勢と、明確なビジョンがあることに「マルトモさんとなら一緒に仕事ができるかもしれない!!」と感じたそうです。

サンロクのワークショップ

お二人とも初めて参加したサンロクのワークショップが「稼ぐアグリワークショップ」でした。

農業や食品に携わる企業さんや個人事業主さんを対象に開催されたワークショップです。

ご両者とも、軽い気持ちでの参加だったようですが、様々な偶然が重なり、点が繋がって今回のマッチング事業がスタートしました。

マルトモの松本さんは、様々な業種の方々が参加されていて、様々なアイディアを聞くことができて、今までにない刺激を受けたそうです。

アトリエリアンの三木さんは

「皆さん良い(アイディアの)素材をお持ちだけれど、私みたいに思ったことを口にしない。細かいことでも、口に出すことによって何か、引っかかってくれることもある。」

と思ったそうです。

皆さんの意見を聞きつつ、二人で議論をするうちに、マルトモ松本さんの「お麩を使って新しいコトをしたい!衰退するお麩の文化を様々な形で広めたい!!」という熱い思いが三木さんに伝わり、

後日ゆっくり話をする約束をしたところから、このマッチングプロジェクトがスタートしました。

自分のアイディアを話すこと、初めて出会う方たちの意見を聞くことでアイディアが広がったり新しい発見があったりします。

サンロクではこれからも様々なワークショップやセミナーを行います。 ホームページやフェイスブックを確認いただけたらと思います。

参加したくなるワークショップやセミナーがきっとあるはずです。

新商品!お麩のお菓子誕生

「稼ぐアグリワークショップ」での出会いからすぐにマルトモ&アトリエリアンのマッチングプロジェクトは動き始めます。

お麩文化の衰退に危機感を抱いているマルトモさんでは「新しい、様々な形でお麩を広めること」を目指しています。

そこで開発したのが「PETITS FOURS お麩のお菓子」です。コーヒーや紅茶、お酒にも合うお麩のお菓子です。

初めアトリエリアンの三木さんは、マルトモ松本さんの「一度話を聞いて欲しい」と言われたとき、庄内麩をつかったメニュー、レシピなのかな?と思っていました。

「一度食べてみてください。」と言われ、マルトモ既存のお麩のお菓子を食べた時、今までの麩のイメージとは全く違うもので、とてもおいしくて驚いたそうです。

お麩を様々な形で広めたいというマルトモ松本さんの熱い思いと製品のクオリティーの高さに感動し、一緒に仕事をすることを決めました。

「他のところとは違うデザイン」「ちょっとのおしゃれ感」「手に取りやすいスタンドパック」など、お互いに商品に求めるものをすりあわせていき、良好な関係で順調にプロジェクトが進んでいきました。

そして、現在(2019年3月)4月の販売に向けて大詰めを迎えています。

麩菓子ブランド化プロジェクト   「PETITS FOURS お麩のお菓子」       (株)マルトモ&アトリエリアン

女性の観点・意見を大いに取り入れた、新しいお麩のお菓子の誕生です。

マルトモ&アトリエリアン&ちょっとサンロクで作り上げた商品です。

手に取りやすい形状で、口の中に入れるとほろほろと砕けます。香ばしいお麩が広がりますが、口の中に残らずさらっとしています。

プレーンはほんのり甘く、トッピングをしたり、ディップをつけて食べてもおいしそうです。

山椒味は山椒の香りがふわっと鼻に抜けて、ほどよい柔らかい刺激があり、クセになります。

トマト&チーズは、初めはチーズの味、次にトマトの味、最後はピザのような味を楽しめます。

口当たりが軽いので飲み物がなくても食べられますが、様々な飲み物、様々な食材と相性良く食べられると思います。

庄内麩がお菓子として形を変え、日本に、世界に広まることを期待します。

まとめ

両社とも「参加して良かった!」という感想をお持ちです。

出会うきっかけになったワークショップに参加したところから、今まで3ヶ月程しか経っていませんが、ストレスもなく順調にプロジェクトが進んでいます。

これは両社のビジョンがマッチし、情熱の度合いもバランスが良く、お互いを尊重し合いながら同じ方向に進んでいるからだと思います。

ミーティングでは、商品開発に真摯に向かう姿勢の中に、笑顔で楽しげにしているのが印象的でした。

お互いを知り、お互いの強みを活かした商品やアイディアが形になって、人を幸せにすることを実感できたプロジェクトです。

これからも、マルトモ&アトリエリアンのようなマッチングプロジェクトが立ち上がることを願っています。